形成外科|三軒茶屋駅の形成外科・皮膚科【まさ形成外科・皮膚科クリニック】

  • 〒154-0004 東京都世田谷区太子堂2-16-5 さいとうビル7F

形成外科

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形成外科について

皮膚科について

形成外科は、けが・やけどの治療はもとより、からだに生じた異常(変形、欠損)、病気などで生じた整容面の不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術によって見た目や機能を改善(治療)する診療科です。体表面を中心に、頭から足の先まで全身を治療対象としています。

一般的な治療としては、外傷や熱傷(やけど)、瘢痕(傷あと)やケロイドの治療、皮膚や皮下の腫瘍切除、レーザー治療、眼瞼下垂手術などがあります。総合病院や大学病院などでは、頭蓋骨、顔、あごの骨の変形矯正手術や、口唇口蓋裂、多指症、小耳症などの生まれつきの異常に対する形成手術、乳がんなどの切除された組織の再建手術なども行われています。

老若男女を問わず、身体外表の形状、色の変化や機能の問題を対象として、様々な治療を行っております。

お悩みや困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

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形成外科でよくみられる症状と疾患

形成外科でよくみられる症状と疾患

このような症状の方はご相談ください

  • けが(切り傷、すり傷、裂傷など)
  • やけど(熱傷)
  • 傷あと/ケロイド
  • ほくろ/いぼ
  • 粉瘤・脂肪腫などのできもの
  • 眼瞼下垂
  • 逆さまつ毛
  • 脇汗(腋窩多汗症)
  • 耳(副耳、耳垂裂、耳前瘻孔など)
  • 巻き爪
  • わきが(腋臭症)

笑顔で再び社会生活に復帰される患者様の姿を見ることが、わたしたちの最高の喜びです。
体表のことでお悩みや困りごとがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。

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形成外科の主な疾患

けが(切り傷、すり傷、裂傷など)

形成外科では顔面、手足などのけがをできるだけ早く、目立たなく治るように治療を進めます。

特に顔面の深い傷では傷あとが目立たなくなるように「真皮縫合」を行う場合があります(*傷の状態、部位によっては真皮縫合ができない場合もあります)。
皮下(真皮)を溶ける糸で縫合することによって傷を寄せ、幅が広がるのを防ぎます。真皮縫合を行った場合でも、皮膚表面をより正確に合わせるために、さらにナイロンの糸で縫合します。抜糸した後も傷あとが目立たなくなるようにアフターケアを指導致します。

けがは受傷の原因、受傷時の状態によって分類します。

切創(切り傷)

ガラスや刃物などの鋭利なもので切れたいわゆる「切り傷」です。皮膚以外にも神経や血管の損傷を伴うことがあり、さらに顔では涙や唾液を運ぶ管(涙小管、耳下腺管)、手足では指を動かす腱の損傷を伴うことがあるため、形成外科での専門治療が必要となります。また、切創は鋭利な傷のため出血が多く、止血を目的とした処置が必要な場合があります。

擦過傷(すり傷)

転んで地面にこすれたりすることで皮膚がすりむけてしまうけがです。皮膚の損傷自体は浅く、多くの場合縫合は行わず、軟膏を用いた湿潤療法で治療を行います。しかし、傷の中に微細な土砂、ゴミなどが埋入し、治ったあとも皮膚のなかに黒く残ってしまう場合があるので初期治療が大切です。

裂挫創(皮膚が裂けた傷)

鈍的外傷により生じた皮膚の損傷で、切創に比べて傷口周囲の損傷が高度なことが特徴です。

刺創(刺しきず)

先端の尖った器具(鉛筆の芯など)が突き刺さって生じる創で、傷口が小さくても深いことが特徴です。時に器具の先端が折れて残存し、摘出が必要になる場合もあります。

咬傷(咬みきず/ヒト咬傷、動物咬傷)

ヒトや動物に咬まれた後に生じる創傷です。歯型の傷が特徴的です。
歯に付着している雑菌が体内に押し込められることにより、受傷後の感染の頻度が最も高い創傷のひとつです。縫合すると感染のリスクが高くなるため、多くは開放創として治療します。

やけど

日常生活で多い外傷が熱傷(やけど)です。熱湯やアイロン・暖房器具・蒸気の出る電化製品などやけどの危険性は多く潜んでいます。やけどは、皮膚に高温の液体や固体が一定時間以上接することで生じるもので、火炎や爆発などでも生じる場合もあります。また、比較的低い温度(44~60度)で生じる低温熱傷もあります。

この他、薬品(酸、アルカリ溶液など)による化学熱傷や電流(家庭電源、落雷など)による電撃傷などもあります。 原因としては、やかんやポットのお湯、てんぷら油、お茶やコーヒーなど高温液体によるものや、アイロンやストーブなど熱性固体の接触が多く見られます。幼児の熱傷では炊飯器やポットの水蒸気の噴出口や、ヒータの吹き出し口に触れてしまうケースが増えています。

やけどは深さによりⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度に分類されます。Ⅰ度は赤みが数日以内に治まり傷あともほとんど残りません。Ⅱ度以上になると治療が必要になり、傷あとが残る場合もあります。さらに感染した場合は熱が出たり、傷が深くなったりします。

特に顔、手足、陰部の熱傷は整容的・機能的な障害が残る場合があり注意が必要です。また、小さいお子様は皮膚が薄く、抵抗力もないため、小さな範囲のやけどでも早期に専門的な治療をお勧めします。

傷あと/ケロイド

けがや手術のあとが赤く盛り上がり、硬くなっている症状を肥厚性瘢痕と呼びます。また、瘢痕の線維成分が過剰に増殖すると、ケロイドと呼ばれる症状となります。ケロイドと肥厚性瘢痕の異なる点は、ケロイドの場合は元々あった傷痕からはみ出すように大きくなっていくのに対し、肥厚性瘢痕の場合は元々の傷痕からはみ出すように大きくなることはありません。

痛み、かゆみ、ひきつれ感などの自覚症状を伴うこと場合があり、内服療法、外用療法、局所注射療法などで治療を行います。

ほくろ(母斑)

ほくろは良性腫瘍の一種で、母斑細胞が異常に増殖することで、黒褐色の色素斑が生じます。隆起したもの、平らなもの、毛が生えているものなど様々です。生まれつき皮膚の広範に色素性母斑がみとめられるものは、巨大色素性母斑と呼ばれます。当院での治療は手術による切除や炭酸ガスレーザーによる除去(自費治療)を行っております。

皮膚拡大鏡による検査(ダーモスコピー)で悪性が疑われる場合は皮膚生検を行ったり、総合病院へ紹介する場合があります。

粉瘤(ふんりゅう)/脂肪腫

粉瘤(表皮のう腫、アテローマ)

粉瘤は皮膚の上皮(一番表面の部分)が皮下に袋を作り、その中に垢や皮脂などの老廃物がたまってくることによってしこりを形成する腫瘍です。多くは数ミリ程度の盛り上がった状態から次第に大きくなり、数センチほどの半球状になることもあります。通常は痛みなど症状を伴うことはありませんが、時に化膿して赤み、腫れ、痛みを伴うことがあります。その際は、抗菌薬の内服薬で治療を行うか、症状が強い場合は局所麻酔をして皮膚切開を行い、たまった膿や老廃物を外にだす必要があります。

良性の腫瘍なので、なにもしないで経過をみることもありますが、化膿する場合もあるため、症状がないうちに手術をして切除することをお勧めします。

脂肪腫

脂肪腫とは、皮下に発生する腫瘍の中では最も多くみられる良性の腫瘍です。痛みなどの症状は通常無く、皮膚がドーム状に盛り上がり、柔らかいしこりとして認められます。大きさは数ミリ程度の小さなものから直径が10センチ以上に及ぶものまで様々です。

悪性化することは極めて稀ですが、徐々に大きくなり、整容的に目立つ場合があるため、気になる場合は手術による脂肪腫の摘出をお勧めします。

眼瞼下垂/逆さまつ毛

眼瞼下垂

眼瞼下垂とは、上まぶたが正常の位置より下がっている場合のことを言います。軽度の場合は日常生活に支障がないこともありますが、中等度以上になると見えづらさがあり、まぶたを開こうと力を入れてしまうことで、おでこに力が入り、シワができたり、頭痛や肩こりの症状が出る方もいます。

先天的な原因もありますが、多くは加齢やコンタクトレンズの刺激による後天的なものです。神経や筋肉が原因となる場合もありますが、その場合は原疾患の治療が優先され、そうでなければ手術による治療を行います。

逆さまつ毛(睫毛内反症)

逆さまつ毛とは、通常目を開けたときに外側に向くまつ毛が、逆に皮膚に押されて内側を向くことで眼球に当たってしまう状態のことを言います。上まぶたにも下まぶたにも生じますが、特に下まぶたではその病状が重篤になり、逆さまつげの状態が続くと角膜に傷がついて視力に影響を及ぼすことがあり、手術による早期の治療をおすすめします。手術は糸を通すだけの埋没法か切開による治療を行いますが病状に合わせその適応を判断します。

巻き爪・陥入爪

巻き爪は、爪が横方向に曲がり爪の下の皮膚をつかむように巻いている状態をいいます。
予防は正しく爪を切ることが有効です。食い込んでいる爪を斜めにカットすると、爪が伸びるときに再び食い込むため、爪の角を残してカットすることをお勧めします。また、靴の選択や足の衛生管理などフットケアも大切です。早期治療を望まれる場合や、爪矯正などの保存的治療が無効な場合には手術をお勧めします。

脇汗(腋窩多汗症)

腋窩多汗症は、脇の下に異常なほど汗をかいてしまう症状をいいます。多汗症は、汗腺が多く集まる場所に症状が出やすく、脇の下などでのお悩みがとても多くあります。脇の下だけでなく、他にも手のひらや足の裏、額などに症状が出るケースもあります。

脇の下は汗腺が密集しているため、緊張やストレスなどの精神的刺激、気候や運動による刺激の両方で発汗が促されるため汗をかきやすい部位ではありますが、多汗症の場合、暑くなくとも、運動をしていなくても大量の汗をかきます。多汗症の原因として、発汗を促す交感神経が興奮しやすいといわれておりますが、はっきりとした原因はまだわかっていません。

耳(副耳、耳垂裂、耳前瘻孔など)

副耳

副耳は生まれつき見られるもので、耳の前や頬にイボ状の突起を認めます。片側の耳の前に1個だけ存在することがほとんどではありますが,中には両側に存在する場合や複数個存在する場合があります。軟骨を含んでいる場合があり、その場合は軟骨も含め切除が必要となります。

耳垂裂

何らかの原因で耳垂(耳たぶ)がさけてしまった状態をいいます。先天性のものと、ピアスによって引きちぎられた場合や、外傷などによる後天的なものとがあります。

耳前瘻孔

生まれつき存在する、耳の付け根辺りにある小さな孔のことをいいます。その孔から皮下に袋がつながっていて、その中に角質(垢)が溜まります。通常症状は無く、日常生活に支障きたすことはありませんが、一旦袋が感染してしますうと赤く腫れ、痛みや排膿を伴います。

わきが(腋臭症)

わきの下にはアポクリン腺とエクリン腺という2種類の汗腺(汗を出す器官)があり、わきがとは、アポクリン汗腺からの汗の成分と、皮膚表面の細菌が作用して特有の臭いを放つことをいいます。アポクリン汗腺は、ホルモンの分泌が活発になる思春期から活動をはじめるため、このころに症状を訴える方が多いようです。治療は不規則な日常生活や喫煙習慣など、生活習慣を見直すことから始まります。市販の制汗剤の使用や腋毛の処理なども一定の効果が得られることがあります。

手術を希望される場合は皮弁法にて行います(保険適用)。治療の適応は、においが強い場合です。アポクリン腺が分布している層を皮膚の裏側から切除することでにおいを軽減させます。

上記以外にも形成外科では床ずれ、難治性潰瘍、生まれつきのあざなどの疾患を扱っております。どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。

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眼瞼下垂とは

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、開瞼時(目を開けている時)に上まぶたが正常の位置より下がっている状態のことを言います。軽度の場合は日常生活に支障がないこともありますが、中等度以上になると見えづらさがあり、まぶたを開こうと力を入れてしまうことで、おでこに力が入り、シワができたり、頭痛や肩こりなどの症状が出る方もいます。